須佐之男命(スサノオノミコト)
御親神 伊邪那岐命(イザナギノミコト)伊弉冊命(イザナミノミコト)
兄弟姉妹神
天照大御神(アマテラスオオミカミ)・大山祇命(オオヤマツミノミコト)
軻遇突知命(カグチノミコト)・住吉三神(スミヨシサンジン)
熊野速玉大神(クマノハヤタマオオカミ)・武甕槌命(タケミカヅチノミコト)
衝立船戸大神(ツキタツフナドノオオカミ)
別称
熊野加夫呂岐奇御気野命(クマヌカフロキクシミクヌノミコト)
素盞嗚命(スサノウノミコト)・須佐男命(スサノオノミコト)
素戔之男命(スサノオノミコト)・須佐之男命(スサノオノミコト)
建速素戔嗚尊(タケハヤスサノオノミコト)・建速須佐之男命(タケハヤスサノオノミコト)
建速須佐男命(タケハヤスサノオノミコト)・速須佐男命(タケハヤスサノオノミコト)
伊邪那岐命・伊弉冊命から生まれた神で、天照大神の弟神。天照命・月読命とともに最高に貴い神として三貴神(さんきしん・みはしらのうずのみこ)と称される。
この神の所業によって天照大神が怒って天の岩戸に隠れられた話はよく知られ、その罪によりこの神は高天原を追われ、出雲国に下られる。
出雲に下ってからは、人々に福祉を授ける神とされ、農耕・疫病除けの善神として神徳を発揮される。
印度の祇園精舎の守護神、牛頭天皇とその事跡の上で類似の点があるので、古くから混仰され、牛頭天王すなわち素盞嗚命とする信仰がある。
天王(祇園)系の神社はこの神を祀り、その祭事は夏祭りが中心で、氏神系(秋祭)と違って、出し・鋒・風流物など派手な祭であることが特徴である。
神名に建・速が付くのは美称。