大山祇神(オオヤマツミ)
父神 伊弉諾尊(イザナギノミコト) 母神 伊弉冉尊(イザナミノミコト)
別称 大山積神・大山津見神・和多志大神・酒解神・大山津見神
草と野の神である鹿屋野比売神(野椎神)との間に以下の四対八柱の神を生んでいる。
天之狭土神・国之狭土神 天之狭霧神・国之狭霧神
天之闇戸神・国之闇戸神 大戸惑子神・大戸惑女神
神名の「ツ」は「の」、「ミ」は神霊の意なので、「オオヤマツミ」は「大いなる山の神」という意味となる。別名の和多志大神の「わた」は海の古語で、海の神を表す。すなわち、山、海の両方を司る神ということになる。大山祇神社が島に存在することもあり、海神としての性格が強くなっている。
酒造の神・酒解神ともされている。
山の神と云えば女神だが、大山祇神は古事記・日本書紀ともに男神である。