八幡神社

八幡神社(ハチマンジンジャ)

    住所  兵庫県美方郡香美町香住区無南垣475-4


     主祭神  誉田別命(ホンダワケノミコト)


   (本殿)一間社流造、千鳥破風付、軒唐破風付、柿葺

 

文永7年(1270)亀山天皇夷賊滅亡の勅願を立て給い幣帛を男山石清水八幡宮に奉り、躬親ら国難に代らんことを祈る。

且つ院宣を諸国に下して神社を崇敬祈誓せしめ給へり。

福井左近太夫秋葉安高は院の御領の公文として此地に在り宣旨を奉じ八幡宮を鳩山に勧請す。

之を鳩山八幡宮と称し式内に準じて神輿及び兵器を奉納し、神戸を置き神田を封入す。

之を宥免といい公穀を免ずるの儀なり。

福井左近太夫安高の曾孫新左衛門安昌武士となり、家を興さんと思い立ち、山城国八幡宮に参籠して祈誓をかけ、其御神託に依り本殿を再建。

時に応安元年(1368)。 

大永元年(1521)、無南垣村地頭塩治秀次御霊代を再興し、社殿を再建。

天文24年(1555)、秀次の男秀国当社を再建

明暦4年(1658)社を再建。

元禄2年(1689)、本社を修造。出石藩主仙石信濃守の命に依る。 

享保3年(1718)草を開き、翌4年(1719)社殿竣工。

安永8年(1779)、八幡宮の神像を造る

文化7年(1810)右近衛大将花山院愛徳八幡宮の扁額を捧ぐ。

明治6年(1873)村社。

明治34年(1901)神像を奉修。

 

一番鳥居・二番鳥居をくぐると、左手に手水舎。

その先は長い石段が続きます。

参道の石段付近にはカニがたくさんいました。 

3~4センチ程の大きさのカニが・・・・ 近づくと岩の間に素早く隠れます。

二番鳥居の手前には狛犬。鳥居には「八幡宮」の扁額。

長い石段を登ると社殿が見えてきます。

拝殿の正面には「鳩山八幡宮」の比較的綺麗な扁額。

拝殿の左右には境内社が祀ってありました。

良い雰囲気の神社でした。