熊野神社

熊野神社(クマノジンジャ)

   住所  兵庫県美方郡香美町小代区平野177


     主祭神  伊弉諾尊(イザナギノミコト)

 

     配祀神  伊弉冊命(イザナミノミコト )


     (本殿)一間社流造、軒唐破風付、板葺

 

創立年月不詳 

承久年間(1219年~1221)田公民の一族小代大膳の拠れる大倉山城の鎮守。  

天正5年(1577)の乱に社殿火災。その後再三火災のため古書類を焼失。 

江戸時代文政9年(1826)社殿を再建

天保15年(1844)にも社殿を再建。

初め「熊野大権現宮」と称す。

明治3年(1870)正月 「熊野神社」に改める。

明治6年(1873)10月村社。

 

平野地区に入ると道路脇に、小代のお年寄り7名が手作りされた「添水唐臼小屋」が見えてきます。水車の替わりに、少ない水量で精米する「添水唐臼」は、現在では四国の屋島「四国村」と小代の二か所でしか見れないでしょう。

光明寺方面の標識に沿って進むと、お寺のすぐ傍に神社がありました。

15段程の石段の上には、狭い境内。

正面には本殿覆屋。鳥居・石灯篭・狛犬等は見当たりませんでした。

社号標・扁額もありませんでしたがこの神社が「熊野神社」でしょう。

 

但馬六十六地蔵尊霊場札所のひとつ「牛玉山慈尊院 光明寺」の梵鐘には但馬牛の浮彫があります。弘法大使像の周りには、四国八十八ヶ所の石柱が建っています。

お忙しい方は、この寺院で巡礼してください。