天忍穂耳命(アメノオシホミミノミコト)
別称
正勝吾勝勝速日天忍穂耳命 正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命
正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊 正哉吾勝々速日天押穂耳尊
名前の「マサカツアカツ(正勝吾勝)」は「正しく勝った、私が勝った」の意、「カチハヤヒ(勝速日)」は「勝つこと日の昇るが如く速い」「素早い勝利の神霊」の意で、誓約の勝ち名乗りと考えられる。
「オシホミミ(忍穂耳)」は威力(生命力)に満ちた稲穂の神の意である。
合気道開祖植芝盛平は正勝を「敵に屈せず、正しいことを行なって勝つ」、吾勝を「たゆまず修行し、己に勝つ」、勝速日を「相手と対峙した時にすでに勝っている」と解釈し、合気道の理念を表す用語とした。
稲穂の神、農業神として信仰されている。