式内社 伊伎佐神社
式内社 伊伎佐神社(イキサジンジャ)
住所 兵庫県美方郡香美町香住区余部2746-2
主祭神 伊弉諾尊(イザナギノミコト)
配祀神 彦坐王命 天兒屋根命 出雲色男命 応神天皇
(本殿)正面一間、側面一間、向拝一間
文武天皇の御代、慶雲4年(707)7月、諸国に悪疫病が流行す。
天皇は諸国に神祇を祀ることを命じられ、美含郡大領椋椅連小楢、彦坐王命を、伊岐佐の丘に勧請。
神亀5年(728)5月美含大領従八位上矢田部連守柄基族勇山連市牛麿を召して部民を率いて田畑開拓時に祖神の出雲色男命を勧請。
天平7年(735)には伊弉諾命を勧請し、主祭神とする。
嘉祥4年(851)正月27日、時の神祇官より「正弐位の上」を授かり数少ない延喜式の小社に列す。
延喜22年(922)春3月には、奉幣の儀あり官社となる。
文永7年(1270)5月神主中臣志斐連景信が男山八幡宮の分霊(応神天皇)と中臣氏の
祖神(天兒屋根命)を勧請。
社殿の左には稲荷社と三柱社(お産の神)、右に恵比寿社と小祠。
明治26年洪水で宮嶋神社・下照神社が流出の記録あり。
(延喜式 式内小社)
神社から余部の天空の駅が見えます。